図書室の本歌词
ひとりで悩んでいると 余計なことも心配で
真夜中の街に飛び出した 行くあてなんかない
どんなに速く走っても どんなに遠く離れても
"そいつ"はいつでも先まわり 逃げられないよ
その夜のことを君に伝えたら ひとこと
「この本を読み終えるまでは邪魔をしないで」
君にとって僕は 図書室の本とおんなじで
君には関係ない 「どこか誰かの物語」
君にとって僕は 図書室の本とおんなじで
なくても 別にかまわない
ありふれたよくある話なのかな
ひとりで考えていると 悪い方にどんどん転ぶから
夕暮れの街に飛び出した ゆくあてもないけど
偶然街の図書室で 君の姿を見つけた
元気がなさそうに見えるけど どうしたのかな
落ち込む君にかける 言葉見つからない僕に
「どうせ私の悩みなんか どうでもいいんでしょう」
僕にとって君は 図書室の本とおんなじで
紋切り型の悩みを持つ ひとりの
僕にとって君が 図書室の本とおんなじに
なるのはさみしいからさ 教えてよ 君の悩みのひとつを
「なんとかなるよ」と 他人には楽に言えるのは
苦しい思いをするのが自分じゃないからだ
僕にとって 僕がそしてきみにはきみだけが
投げ出すことのできない
たったひとつのものがたり なんだね