洗脳歌词
人に生まれ 人になるため
明日と言う名の 力バン背負って
有り触れた 未来を詰めた
配給の列は 大渋滞だ
ただ望まれる事も
ただ選ばれる事も
この腕では 支え切れず
命は張り裂けた
死にたがる動機はどうせ無いけれど
生きてみる道理もなくて
これからもそれはきっと揺るがない
ならば今を生きている
僕等何に縋ればいい
人に生まれ 人になれずに
列は今では 墓場のようだ
残された 未来の腐臭も
酸鼻を極め 明日ごと燃やした
ただ許される事が
まだ信じられなくて
笑い者にされるならと命に鍵掛けた
愛される事だけが全てだと
その教鞭を執るのなら
その教科書だとか図鑑とやらは
この胸にぽっかり開いた
穴をどう説いているんですか
頬を伝った 涙の跡を
追い掛けて 行き着いた先で
捨てられたまま 痩せこけていた
夢たちが凍えていた
時だけが残酷に過ぎて往けど
変わらない胸裏の傷愴と
変われない置いてけぼりのの僕等を
過去たちが潮笑っている
剥き出しの心は言葉と呼ぶ
雨霰に曝されて
息も絶え絶えになったこの脈を
どうかそっと暖めてくれ
その両手で暖めてくれ
-END-