譲り葉塚歌词
作词 : 日山尚
作曲 : MANYO
ひとり佇む 誰そ彼
小指絡ませぬ ゆびきり
明日も来るから
ここに居りなさい
心ぼそき閨の中でも
灯りとなる その言葉
髪撫づる 痩せた手と手を
繋ぎ歩む 双りの砂利道
今も あの日は褪せずに
格子隔てて散る花
骨に纏わりし蝶々も
はやくお帰りと
舞ひて ささめきて
刻の過ぎる故里に住む
恋慕える あの人は
嗚呼 偏に別人のよう
知らぬ人に
知りえぬ笑みなど見せて
世界を違える
便り絶える閨の中でも
また良い子に眠ります
だから 呼んで 名前だけでも
忘れぬこと それだけの願い
今は 儚く醜く
土に汚れ 塚は荒れ果て
枯れた草に寄る命
天へ昇る糸を切りしは
居場所もなき泡沫のならい
枝を落ちゆく譲り葉
いざや 何処へ逝こうか…