劇場歌词
作词 : なとり
作曲 : なとり
ああ、逃げ道がないの
ひとり、がらくたのような生活に空いた穴
もう、忘れてしまって
あの、日々と同じような
「普通」を生きればいい?
そう、長い目で見れば喜劇のよう
本当は、まったくの嘘
また、自由の奴隷になっていく
皆々、楽しそうに歌う
嘘で胃を満たして、飢えに飢えていく
誰彼も彷徨えるアイロニー
ずっと、続く悪夢のなかで
僕は、あなたを待っていたって
言葉足らずな愛で、故に熟れていく
果物のように腐っていく
それが酷く美しくて、涙をこぼした
ああ、これで時間切れ?
あくまで、あなたの言うとおりに生きて
あくまで、私の言うとおりに生きて
それで、何がわかった?
根や幹に近い部分は、真っ黒に汚れている
秘密になるまで、嘘に変わるまで
傷ついて、汚れてしまうまで
ずっと、続く悪夢のなかに
きっと、あなたがいないとしたって
言葉足らずな誓いも、じきに褪せていく
時間すら、僕を置いていく
どれも、これも美しいんだ 笑えるくらいに
もう、これで時間切れ
秘密になるまで、嘘に変わるまで
傷ついて、汚れてしまうまで
ずっと、続く悪夢のなかに
きっと、あなたがいないとしたって
言葉足らずな愛で、僕を殺して
そこには、あなたがいなくたって
ひとつ、また愛を手放した
なんて、喜劇だ!残ったものは嘘だけ
言葉足らずな愛で、僕は壊れていく
獣のように狂っていく
それは演じきれなかった、僕への罰だ