Harumifutou歌词
ためいきを乗せたバスが走る
私だけ他に誰もいない
なぜだか道が摇れてる
たぶん冬の蜃気楼
終点のここでバスを降りる
からっぽの箱のままで戻る
いつもの場所で眺める
今日も海は鳴いてる
晴海埠頭にたてば私に近い海
北へ向かう翼 白い線を描く
ふり返れば波風
さよならだけ沈む
桟橋を人の影が降りる
古ぼけた長い板が軋む
真冬の空は砂色
コートの襟をあわせた
晴海埠頭にたてば私に近い海
見知らぬ国の船 蒼い灯ともす
ふり返れば面影
呼び止めれば消えた
晴海埠頭にたてば私に近い海
鉛色の雲がやがて雨に変わる
ふり返れば面影
呼び止めれば消えた