retrograde interior歌词
作曲:ふゆ
作词:ふゆ
天秤 砂の月
折れた指で銀貨と賽の目
「ころり」
脈が錆びたら数式の錬金で
未開の宙と未明の富の
後退を已ませて
昏い真綿の廊下で密談を
割れた窓の外
少女が求めた灯り 泡と珠
玻璃と嘘の城 救いの手を探す
捻じれた花瓶に難題を挿して
苦悩を重ねた末 傷跡だけ開いた
その岐路は 誰にも捕捉されない
星の雨の帳 夜の鎖
思案と迷いの都市で
方舟に見出す責の舵
文明の頭痛が齎した 厄災が躙る
必然で制する術 立ち止まる暇はない
獏が落とした悪夢の根は深い
罠に気付いたら太陽に打ち上げ
崩れるその細胞 暴いた不徳を吊る
その岐路は 誰にも捕捉されない
星の雨の帳 夜の鎖
思案と迷いの都市で
方舟に見出す責の舵
少年は凪を求め
少女と再会に寄せる意図を
光を亡くした都市で
恐慌を鎮める選択を
文明の頭痛が齎した
厄災が躙る
必然で制する術
立ち止まる暇はない
未来の羽根と過去の知恵と
今の群れはただ見ていた
天秤 砂の月
伸ばす指で金貨と賽の目
「ころり」
脈が錆びたら数式の錬金で
未開の宙と未明の富の
伸展に臨むだろう