パイロキネシス歌词
作词 : saiB
作曲 : saiB
ミライそうして
彼は九時頃逝った
沙羅双樹
僕は彼を見つめてた
現にそうして
彼は四時頃言った
撫ぜる度
淫らに吐息を吐く
彼の
赤茶けた脳が
奏でるリート
生まれる熱は
世界を溶かす
パイロキネシス
遠い雨雲達はそして
間色にて死す
貝にもなれず
僕は廃にもなれぬ
背もたれる
彼の頬を伝う雨
雨にもまれる
僕は
雨にはなれぬ
アマオトは云わば
熱を帯びた路線を走る
竃馬の生の鼓動
愛さえも
無力と化すこの熱暴走
花は色落ちて
消えゆくはラヴェルの調べ
消えゆく彼は
己を燃やすパイロキネシス
遠い雨雲達と
指絡ませ
花は咲く