灰になった十二月歌词
待ち合わせの時から気づいてた
いつもよりやけに優しい君に
そのぎこちない笑顔の裏側に
隠されてた言葉も
彩りはじめた街のイルミネーション
「キレイだね」と話しかけても
うわのそらの君の瞳はもう
僕と違う誰か見てた
じゃれあった夜や 繋いだ手のぬくもりが
街の街路樹が木の葉を落とすように
僕の両手からこぼれ落ちてく
かすれた声のさよならが降り積もる
ひとり残して
白く積もる雪景色は
僕の灰になった思い出さ
もう未来に歩く足跡が
ひとつに重なることは無いこと
わかってた
借りたままの本達は返せずに
本棚の隅で泣いている
貸したままのものなんてあげるから
僕の心だけ返して
iPhoneのシャッフル 君と聴いてた曲達を
何度も選んで 涙に染める毎日
見上げた桜や 真夏の白い雲達
秋晴れの空 越えた向こう
君が居ない冬が始まるのさ
はしゃぎながら作った雪だるまが
次第にやがて溶けてなくなるように
「いつか消える恋だった」なんて
濡れてるアスファルトにつぶやいてみたら
また泣いてた
白く積もる雪景色は
僕の灰になった想いさ
もう未来に歩く足跡が
ひとつに重なることは無いこと
わかってたけれど 今も
雪のように消えない思い出
终わり