おのれにはなむけ歌词
作词 : 藤本 記子
作曲 : 小見山 優子
悲しいニュースを憂いたって
遠いどこかのお話
願いごとはこの街を
彩ってるBGMみたいだ
たった一つを守りたくて
たった独りを望んだ
空が泣かないように
最期(おわり)へと生きてゆくのさ
儚く散ってゆくのさ
心音はただ頼りなく
刻々と懺悔のように
くり返しているのは
ごめん ありがと さよなら
おのれにはなむけ
「ほら永遠なんてどこにもなくて
一瞬こそ美しい」
謳い文句を口にして
モノクロを世界は選んだ
たった一つも守れなくて
こんなイノチを咎めた
ボクを許さぬように
たがために早まってゆけたら
罪も意味だってあるなら
どんな報いだってこの手は
粛々と抱きしめられた
なんてくだらないって
風が嘲笑った黄昏に にじむ茜
幸せと不幸せ
背中を合わすように辻褄合わせ
ごらん今日もこの痛みの上
誰かの笑顔が凛と咲いている
最期(おわり)へと終わらせてゆくのさ
ボクを果たしてゆくのさ
何も知らず徒花は
むざむざと誇るように
生きてゆくのさ
ボクに ありがと さよなら
おのれにはなむけ