銀世界歌词
作词 : 熊谷和海
作曲 : 熊谷和海
白い息を吐き出して
踏み出す度 舞い散る雪煙
いま 目の前に広がる
果てしなき 一面の銀世界
冷えた空気は心地良い
己の輪郭が見えるようで
マフラー キツく巻きつけ
悴んだ手で 枯木 掻き分ける
薄暗い洞の奥
ぬくぬくとした暗闇 捨て 追え
吹雪の向こうでキミを待っている
暁の光…
春風はいつも 強く吹いている
夢に沸き立つ 胸の奥から
命を燃やして キミが通るとき
桜も梅も急いで咲く
白紙の楽譜の如き明日に
刻め 足音 キミの交響曲(シンフォニー)
針葉樹林の迷宮(ラビリンス)
彷徨っては また 元の場所に出る
堂々巡りの日々が
正解ルートを徐々に暴き出す
音すら凍る氷点下
叫べど 救助は望めない
理想 追い求む者はいつだって
凍えるほど孤独(ひとり)
春風はいつも 強く吹いている
未来に竦む 背中を推す
火花を散らして キミが吠えるとき
穴熊達も洞を這い出す
Wow…
吹雪の向こうでキミを待っている
暁の光…
一花咲かせに この世に来た
36.5℃の火を抱えて
春風はいつも 強く吹いている
夢に沸き立つ 胸の奥から
命を燃やして キミが通るとき
桜も梅も急いで咲く
雪融けは待っていたって来ない
キミは春風
未知 拓いていけ
白い息を吐き出して
蹴散らす度 煌めく雪飛沫
今日もキミを呼んでいる
轍 無き 一面の銀世界