I歌词
作词 : cheluce
作曲 : ZUN
IとIで作られた世界と
無機質な現在 左胸 語らないこの眼をね 信じて
日の差さぬ場所 誰もいない部屋
窓に映るみず 拭って滲ませた
視えた感情の名前も知らずに
意識しないうち ついた瘡 撫でて欲しい
蓋をした過去も醜い気持ちも
見透かすものなどふたつあればいい
さよならを数えて 瞳ひとつ閉ざした
ココロはいらないの
eyeと藍でつくられた世界が
今 風に吹かれては 解け消えゆく
硝子なぞった指先 かじかむ
行先のない 衝動と無力だけ写る窓
壊して
視えないことが 幸せならば
この眼はどうして ここにある
知らなかったよ 幸福の色も
突然目の前にはじけ溢れたんだ
あなたと出会った瞬間の鼓動
慣れるまで隣でそっと手 握ってて
「なんて、お伽噺」
私をそう宥める声はまだ響いて
捧ぐ想いの欠片は砕けた
今 見えない存在<かたち>じゃ伝わらないの
閉じたココロはあなたに触れない
握りつぶした ここにあるゆめの残骸<あと>
痛みまだ 消えない
今もまだ震える 手のひら張りぼてみたい 揺れて
でもね ココロは生きてる
もう逃げない 決めたの 答えはなくても
伝えたいことがあるから
あのね、 わたしここにいる 気づいて
あなたのすぐ隣に
ほら アイの見えない世界はもう 消えた
ああ今なら言えるよ
あなたと繋がりたい 描いて
開けたココロ 今 叫んだ
ほら わたしはここだよ ここで歌っているよ
ひとつ確かな想い 伝わったから もう大丈夫
あなたの目を見つめて ゆっくりでいいから
手にしたこの色で綴り 描く ものがたり