Ⅵ. Innocent Rain歌词

作曲 : 上月幻夜
ミックス：nmk/佐原誠
凍てつく魂を 溶かすように熱を持つ身体
微睡む夜を切り裂き 悲劇は充ちる
軋む手足 引き裂かれそうな痛みは
意識の淵に死を手繰り寄せて
暗く森を閉ざすように纏う霧は深く
真実をひた隠す
苦痛に薄れてゆく朧な視界に
大切な家族の幸福な幻想
あの日にはもう還れないと
囁く魔の調べ
目覚めた世界に閃く すべて悪夢であるように
窓辺に映る姿 悲劇は鎖る
頭上飾る 見慣れぬ異形の象徴は
異彩を放ち 絶望模り
いつも母が語っていた
怖ろしい悪魔の御話を思い出す
苦悶に歪んでゆく 希望は奪われ
愛おしい街並みは色を失くしてゆく
あの日にはもう還さないと
嘲笑う魔はだぁれ
幼い衝動が招いた運命の中
温かい涙雨と後悔の言葉が降り続く
狂おしく溢れ出す嘆きを
繰り返し拭う Innocent Rain
蠱惑の森に閉ざされた無垢な姉妹
果ての無い時間の中 終幕を信じて
あの日にいつか還ろうねと
約束を灯して