今年の冬歌词

今年の冬

作：原敬之


ストブの低いノイズと
君の寝息がとける
そっとベッドからけ出して
キッチンでミルクをついだ

幸せをかめたくて
眠れない夜があるね
目しの赤いLEDが
生日の日付けになった

に入ってたセタを
相棒の犬がかんでいて
ひどく叱り付けていたら
あげたのは私よと笑った

今年の冬もには
君がゆっくりもる
この街のあたたかいものを
集めても君にはかなわない

去年の寒かった夜
雪が降った日のように
何でもかまわずに
をゆりおこす君でいて

手渡してもらう年状は
もちらん宛名もないけれど
二人の名前でかに
送る日のことを思った

空っがをらす
自慢できることといえば
ポケットを君にぴったりの
手袋にえれることくらい

新しいカレンダには
いろんな念日があるけど
に何でもないこそ
そばにいる二人でいようよ

すべてにれることで
君がいなくならないように
コトバでえられなくても
はのことをがんばる

松本英子「今年の冬」

今年の冬もには
君がゆっくりもる
この街のあたたかいものを
集めても君にはかなわない

とまちがえて君が
抱きしめて眠る犬に
少しだけやきもちをいた
自分にてれる冬の夜



わり