籠の中の空想姫歌词

作词 : まめこ
作曲 : オッカ
高い高い塔の上
三角屋根の下で
小さな窓の形の空
いつも落ちそうにキラキラ
鳴らす古びたピアノ
掠れた楽譜の山
日記帳の最後の
ページは一昨日の朝食

愛おしい【お人形】は
今日も静かに微笑む
新しいドレスはどうかしら？
光なき瞳に問う
ほらお気に召すまで

どんなことでも叶う
この小さなお城で
不可能なんてないの
この手の届くところ

窓の向こうはるか彼方
絵のような風景
まるでおもちゃみたいな
そこにある世界には
そうね…
幾億の光纏う
ティアラとシャンデリア
想像もつかないほどの
たくさんの人 揺れるドレス

密やかに重ね合う手と手
胸が高鳴り
仮面の奥視線を絡め気付くの
たった一人 そう運命の人
空想は忙しい
だけどまだ足りない
見えない時間を埋めて
ねぇ何を待ってるの

夢にあふれ溺れそう
きらびやかなストーリー
歌って 綴って 描く
憧れた景色
月が隠れるまで続く
まだ まだ まだ
窓際の花にキス
【お人形】におやすみ
繰り返される時間
なぜかしら？
わたしは見えない誰かを
ずっと追いかけ続ける
何を待っているんだろう