雨に花束歌词
作词 : バルーン
作曲 : バルーン
人混みは嫌いだな 誰も知りはしないのに
簡単に ああ 簡単に 往く手を遮っていく
街角の街灯が仄かに目を赤らめて
単純に ああ 単純に 真昼を呑み込んでいく
数時間前の喧騒がまるで別の世界みたいで
こんな世界なら上手くやっていけるかな
そんな馬鹿のこと考えて「あなたの役目はなんですか」
どれだけ考えたってわかりはしないよな
梅雨明けの街を歩いて 踵を濡らして 気付けば遠く
何処かへ行っちゃいたいと願うまま
街並みの移ろいは 多分仕方ないのだろう
くすぐったい この感情が伝わればいいのに
このビルが生まれる前 ここに何があったかな
曖昧だ ああ 曖昧だ 別に死にはしないしな
こんな野暮なこと考えて その間にも枯れていくんだろう
気付けば明後日の方に 肩を預けていた
雨跡の優しい嘘も 誤魔化した今日も どうかお願い
いつかの君に笑って見せて
梅雨明けの街を歩いて 踵を濡らして 気付けば遠く
何処かへ行っちゃいたいと願うまま
花束を眺めるような 下らない夜も ぼやけた朝も
幸せなんだって喚けばいい