青き炎歌词
作词 : 中村振二郎
作曲 : 野村勇輔
ふわりとなぞる風は
包む指をすり抜けて
刹那に満ちて欠ける
月が妖しく光る彼方へ
いつか別つと定めし空の下
僕らは確かに傍にいる
重ねた時の果てに散りゆくとも
微笑みも囁きも震えた背中も
ただ「忘れぬ」と想う胸に寄せ
見上げし夜を焦がす青き炎(ほむら)
夢から醒める星が
独り真西へ傾く
別れは怖くないと
交わす瞳の影が揺れてる
さざめく闇が君を癒さぬなら
想いは定めを越えるから
煌めく切っ先が示した道を
受け止める支え合う躰はなくとも
今燃え上がる鼓動触れた手を
離さず哭いた君を繋ぎ留めて
寂しさを忘れ眠る夜に
いつか託された言葉
紡いだ証を抱き締め僕はゆく
彷徨う指先をすり抜けるほど
瞬いて揺らめいて
消えゆく想いを
燻る風が連れて越えてゆく
僕らは傍にいる
重ねた時の果てに散りゆくとも
その声をその頬を
出会えた痛みを
ただ「忘れぬ」と想う胸に寄せ
見上げし空を焦がす青き炎(ほむら)