桃花恋情歌词
遥か舞い散る浅紅の
どうか一弁 愛しい人へ
まるで天の羽衣纏い
風に小さくそよぐ連理よ
はらりはらりと河を染めて
忘れ得ぬ記憶へと流れる
幻影なのか現景色か
見渡す限りに朦朧と
山は深き春霞
君の面影を探すよ
桃色 千里を越え
再びこの郷を彩る
誓い合った 悠久の歳月
紡ぎ 満ちていた 彼の頃
桃色 哀しい程
甘くて切ない夢を見てた
掌に乗りし花弁も
軈て吹かれては飛んで行く
澄んだ鶯の囀りが
煙る渓谷に谺して
遠く春を告げるのに
君の面影を探すよ
桃色 揺れる度に
漫ろに込み上げる想い
燥ぎ合って過ごした場所
今は静寂を湛える
桃色 哀しい程
甘くて切ない夢を見てた
掌に乗りし花弁も
軈て吹かれては飛んで行く
桃色 千里を越え
再びこの郷を彩る
誓い合った 悠久の歳月
紡ぎ 満ちていた 彼の頃
桃色 儚き色
望めど届かぬ夢の色よ
雲に抱かれし桃源で
君の倖せを祈るよ
遥か舞い散る浅紅の
どうか一弁 愛しい人へ