緋華-hibana-歌词
作词 : 秣本瑳羅
作曲 : ZUN
日暮れの明かりを部屋に誘い込み
窓際に立ち止まれば私は緋(あか)い華(はな)
朝に焦がれては夜を繰り返す
咲くこともとうに忘れた蕾の顔(かんばせ)
白い喉を伝い溢(こぼ)れる意識の亡霊
艶庭(あでにわ)の記憶をただひとり噛みしめるだけ
愛しき日々に別れ告げても
忘れられないあの面影
過ぎ行く時の風に揉まれながら
色味を変えて甘く苦く仄めく
埃を纏った暗い画廊(アトリエ)に
うずくまり描き続けた何時(いつ)かの憧憬(しょうけい)
捲(めく)り廻(めぐ)る月日、音の切れた古い時計
幼い手が払う無慈悲に似た運命(さだめ)の痕(あと)
悔やみきれない過ちだけが
重く残って抜け出せずに
あの日貴方と結んだ赤い糸
絡み縺れて指先まるで緋華(ひばな)