冥きゆめみし歌词
闇への道筋 導く星月
光の現世に 束の間 别れを
巡る季節の歯車を
狂わせて組み替えるほど
独りの夜の侘びしさは
耐え難く歯痒い
不可思議の庭を密かに覗けば
彼の世と此の世の境か見えるさ
有り得ぬ常春 有り得ぬ魂
妖しく佇む樱の花
嗚呼...
邪気ない微笑みも
今は昔の面影
渴いた空蝉が
在りし日々の風を偲ぶ慰め
薄紅の花びらが舞い踊り
月明かりを交わす
麗しきは潔らな唄
心伝う芳しさ
有るはずのない命
繋ぎ止める想い
隠されしは涙の色
冥き夢に浸されて
ただ...
千歳に亡き身の虚しさ
名残り雪を見て凍える
気紛れな暇潰しでは
痛みは癒やされない
終わりの見えない異变が続いて
身勝手な願いに景色が歪むさ
哀しき宿命と知らずに過ごして
少女の願いは叶わぬまま
嗚呼...
懷かしい温もりを
洗うは無慈悲な春雨
朧な幻が
結び消える泡の樣に ふっと
儚く花びらが散り落ちて
足元 埋め尽くす
限りの中 愛おしさが
胸に募って溢れ出す
報いを知らぬ祈り
捧げ夜は更ける
暴かれしか涙の色
憂いの夢に抱かれて
生死の狭間 秘密の在処で
唱えた言葉 浮かべた絵
枯野に開く 禁断の扉が
この世界へと誘ってくれた
嗚呼...
邪気ない微笑みも
今は昔の面影
渴いた空蝉が
在りし日々の風を偲ぶ慰め
薄紅の花びらが舞い踊り
月明かりを交わす
麗しきは潔らな唄
心伝う芳しさ
有るはずのない命
繋ぎ止める想い
隠されしは涙の色
冥き夢に浸されて
いま 花咲く