神々が愛した楽園 ~Belle Isle~歌词
神話(しんわ)は生(う)まれ
伝説(でんせつ)は語(かた)られ
歴史(れきし)は唯記(ただしる)される
(Belle Isle)
嗚呼(ああ)、物語(ものがたり)は詠(うた)うように
紡(つむ)がれ続(つづ)ける
死(し)を抱(いだ)き眠(ねむ)る冥闇(くらやみ)の
水面(みなも)を渡(わた)り揺(ゆ)れる焔(ほのお)
その灯火(ともしび)を生命(いのち)と呼(よ)ぶなら
言葉(ことのは)は力(ちから)と成(な)るでしょう
何時(いつ)しか其処(そこ)に奪(うば)う者(もの)と
奪(うば)われる者(もの)も生(う)まれた
たっだひとつを天秤(てんびん)に架(か)けて
争(あらそ)いは廻(めぐ)るでしょう
故郷(こきょう)を喪(うしな)った
仔(こ)らは忘(わす)れない
父(ちち)の無念(むねん)も
母(はは)の哀(かな)しみも
嗚呼(ああ)、遠(とお)き大地(だいち)を
少年(しょうねん)はやがて剣(つるぎ)を取(と)るでしょう
そしてその剣(つるぎ)が折(お)れても
またその仔(こ)らへと託(たく)すのでしょう
遥(はる)かなる《年月》(とき)の祈(いの)りを
(Belle Isle)
平原(へいげん)は荒(あ)れ果(は)てて砂漠(さばく)と化(か)し
海原(うみばら)は立(た)ち上(あ)がり大地(だいち)を呑(の)む
災厄(さいやく)の根(ね)が幾重(いくえ)にも絡(から)み合(あ)い
異(こと)なる世界(せかい)を繋(つな)ぐ《門》(ゲート)は開(ひら)かれる
敵(てき)の憎悪(ぞうお)は同情(どうじょう)を遥(はる)かに凌(しの)ぎ
侵略(しんりゃく)ではなく完全(かんぜん)なる破壊(はかい)を望(のぞ)む
氷(こおり)と焔(ほのお)の相容(あいい)れない宿命(しゅくめい)のように
「神々(かみがみ)が愛(あい)した楽園(らくえん)」は戦場(せんじょう)へと変貌(へんぼう)した
屍(しかばね)を積(つ)み上(あ)げて
土台(どだい)は築(きづ)かれる
脆(もろ)く儚(はかな)い現実(げんじつ)は
瓦礫(がれき)の城(しろ)
亡骸(なきがら)の頂(いただ)きに
平和(へいわ)は咲(さ)き誇(ほこ)る
甘(あま)く拙(つたな)い幻想(げんそう)は
硝子(がらす)の色(いろ)
恐怖(きょうふ)を差(さ)し出(だ)ぜば
狂気(きょうき)が降(ふ)り注(そそ)ぐ
共存(きょうぞん)の道(みち)を蹴(け)って
猜疑(さいぎ)は爪(つめ)を研(と)ぎ
正義(せいぎ)は牙(きば)を剥(む)く
定規(じょうぎ)を捩(ぬ)じ曲(ま)げたまま
いずれ
少年(しょうねん)は白(しろ)き翼(つばさ)を得(え)るでしょう
そしてその翼(つばさ)が折(お)れても
またあの空(そら)へと詠(うた)うのでしょう
愚(おろ)かなる《人々》(たみ)の願(ねが)いを
嗚呼(ああ)、少年(しょうねん)は黒(くろ)き剣(つるぎ)を取(と)るでしょう
そしてその剣(つるぎ)が折(お)れても
またその仔(こ)らへと託(たく)すのでしょう
遥(はる)かなる《年月》(とき)の祈(いの)りを
少年(しょうねん)は手(て)に『剣』(つるぎ)
背(せ)に『翼』(つばさ)
瞳(ひとみ)に『未来』(みらい)を
(Belle Isle)
嗚呼(ああ)、物語(ものがたり)は頁(ページ)を捲(まく)るように紡(つむ)がれ続(つづ)ける