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Interview with Noël歌词

作詞:Revo
作曲:Revo

クソ最低な出来事があって... すべてが嫌になり...
気付けば独り... 星を眺めていた...
真冬の月は... 凍てつくよう白く...
闇の中で黒い... 男が俺を... 見つめていた……

「君の音楽を聴かせてもらったよ」――男は言う

「否定するには 肥大化し過ぎて
諦観するには まだ若過ぎる」
「その苛立ちを歌にしてみないか?」――男は続ける
「君が感じてる その寂しさは
僕の寂しさと 同じ色をしている」
「《音楽家の魂》は自由さ
どんな哀しみも 《物語》に変えて
繋がる地平 誰かの世界へ
寄り添うように 歌を届けよう」

――そして男は一冊の 聞いたこともない著者の
本を無言で差し出した……

初めて触れた楽器は...ピアノだったと...
微かながらにも...
覚えているよ...けれどレッスンは...
続かなかった何故ならば...
大人しくピアノの前になんて...
座ってられるような子じゃなかったから...

物心がついた頃から...
自然と音楽がいつも傍にあった...
それは言うならば...習うものじゃなかった...
家は貧しかったけれど祖母が...
必死に親戚に頼み込んで...
壊れかけたオルガンをもらってきた...

《図体だけ育った馬鹿なガキが集う学び舎》に
上がった頃には

《独善的な好意》なんて
全然信じなくなったもんだぜ

困った《便宜上の養育者》の交換条件
《大人が望む思想と態度》
売り渡す対価が安いエレキ

これで クダらない 世界を 壊せる
狼の心に 一本のギターと
本物の《魂の音楽》があれば

周り中 敵にして 吼えてた
触れるなら牙を剥く 無防備な部分を
舐められたら痛いから……

最初に組んだのは 小生意気なメタルバンド
《一人前の演奏技術》もない癖に
イキがってばかりで
気に食わない 奴見つけて 喧嘩三昧
音楽性の違いが 聞いて呆れるぜ
意味のない空回り 繰り返しては孤立する……
――そして俺のバンドには...誰もいなくなった...

消えゆく《運命》...燃え尽きてしまった...
VANISHING STAR...輝きは刹那...

いや... そんな良いもんじゃねぇぜ...
クールに聞こえるかも知れないけど...
ついた徒名は「クリス・マスオ(笑)」
――嗚呼...
俺のことを笑うクソは... どこまでも追い詰めた...
謝まろうと赦さず... 血を見るまで殴った...
(仮)の予定日? 安易な名前?
考えたクソ野郎は... 俺のオヤジだったらしい...
けど... 生まれる前に死んでいたから...
ぶん殴れなかったんだぜ……

――いいよ... 気にしないでくれ...
アンタに悪気が... ないことぐらい...
分かってるさ...
でも... その辺の話は...
ちょっとややこしいんだ...
解り易くまとめて... みるよ――

恋に堕ちた若い二人 運命だなんて感動
駈け落ちた危い二人 外人となんて勘当
坑掘った出稼仏子 金銭にならないで死亡
身籠った大和撫子 洒落にならないぜ貧乏
残された末未亡人 幼児預けて失踪
託された独居老人 最後の力で疾走
たらい回す遠い縁者 悲劇唄うは客体
外ヅラはまるで聖者 繰返される虐待
――調子コイて茶化したが これで山さん許してくれ
とても素面のテンションじゃ
ちょっとコレは言えないぜ!
実は... このペットボトルの中...
水じゃなくてウオッカ(笑)

髪の色が違う... 瞳の色が違う...
名前の響きが違う... 何もかもが違う...
自由になる金もなく... 愛してくれる親もなく...
身形はいつもキタなく...
居場所など何処にもない...
嗚呼... 俺はそんなに《異端》か?
人を《上っ面》だけで
《差別》する奴らは全員クソだ...
弱い奴ほどよく群れる 陰口の雨に打たれ
狼はただ駈け抜ける
邪魔するなら 誰であれ 噛み殺せ!
強い...言葉は...弱い...心...
映す...鏡...のように...

息をするように...嘘を吐いて...生きてきた...
本当のことなんて...言えなかった...惨めすぎて...
オルガンは...粗大ゴミを...
人目盗み...拾ってきた...
ギターは...年齢偽り...
悪い《×××》で《×××××》...
――鋭士
軽蔑するかい? 惨めだろ?
そんな世界を 壊したいと願った――
塗装が剥げてても... 弦が錆びてても...
クソみたいな俺の世界を...
壊せるのは... コイツだけだと... 思った!

山さん...アンタは...本当に...
優しい...人だな...心から...そう思うよ...

嗚呼... もしオヤジが... 今でも生きてるのなら...
アンタみたいな... 人だったらな...
って... 良いのにな... って... 思うよ...
祖母の遺品の古い箪笥 → 一番下の引き出し
閉じ込めた昏い記憶 → 偶然 → 解いてしまった
そ れ は
滲んで読めないほどに ぼろぼろになった手紙
「ごめんね...母さん...赦してね...
こんな子...産まなければ...良かった……」

尻の軽い女は嫌いだね
だが...
口の軽い女はもっと嫌いだぜ?(笑)
悪りぃ... マリィマリィ
その手の話は あまり 得意じゃないんだ
それより 音楽の話を しようぜ!
――だってコレ 音楽雑誌の取材だろ?
ぎゅっと抱いて 口づけ交わす相手は?
《音楽の女神》だろ?(笑)

October 26,27 Sound Horizon
10th Anniversary Fan Club Event
聞いたことさえないステージ【渋谷公会堂】へ

"オープニングアクトとして出演しないか?"――と
《何だかんだ悪態つきつつも、
尊敬してるプロデューサー》に言われてる……
クダらない世界を壊すのが
いつだって俺達の《音楽》だろ?
嗚呼... もし地平の向こうで
【お前】が 泣いてるなら
いつでも《俺の音楽》を呼べ!!!

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