海岸通り歌词
砂浜に長く続くあしあとは
照り付けた日差しで 翳る
夏の終わりの寂しさ 滲ませる波
もう少し ここに居させて
内緒で揃えた 安くて小さなストラップ
キミのかばんに隠してみた
気付かず別れて バスへと乗り込む君の背が
見えなくなった
このセカイが 今 全て
何もかもに最大限 この気持ち向ける
ああ 強い風が吹くよ
あしあとは 波の間に消えた
海岸に響く波音 寂しくて
一人きり瞳閉じるよ
楽しい声だけ 記憶よみがえるあの日々が
遥か遠い昔のようで
抜け殻だらけの景色に押し潰されそうで
深く息を吸った
幸せの鍵はどこか
この海辺の深いとこに そう 沈められて
ああ 波は未だ遠く
静けさがどこまでも続く
季節が動いて 随分と風も冷たくて
心だけ何も変わらずに
バスから降りてくる人影 夏とは違うキミ
小さく笑う
このセカイが 今 全て
夏の熱も秋の風も ああ 乗り越えてく
その手のひらのストラップ
胸の奥 凪の海 揺れた