The under soil歌词
起き上がると街の終わりが
氷雨に晒されて
体温を奪いながら砂へ促した
根の底の秘密からは
泥濘を帶びた詞しか
鬱ぎを喜ぶ閉鎖された土よ
悶える白い柔肌
渴きを癒したいと
露をすするのも躯を焦がさめため
黙する猫 啼きだす鴉
屍を越えてしまえば
陽の許へは還れない生から物へと
一つ前の人の片
悔い無きよう弔いましょう
胸に杭をあて 安らぎを与えて
仄暗く灯る
濃密な闇夜のうねりが
溢れだす前に 始まりを生む前に
それは剥かれた果肉のよう
何を照らして何を拒むのか
不和の全音が摇蕩うと
ざわめきおこす
仇は積もる
そして連鎖を
盲目に嚙みつき
食むのは朱い滴り
請うのは赦しで
「助けて」と
焼き尽くす風が通る
未練等も跡形もなく
唯一の法で哀憐に溺れず
微塵も逃さず
只の動かめ灰に変えて
墓標へ戾して
その答え
知られざる