生まれた街歌词
作词 : Akihito Okano
作曲 : Akihito Okano
鄙びた公園 夕闇まで
時間を忘れてまたかくれんぼ
キミの背中で息を潜め
噴き出す笑いを押し殺した
毎日 同じ 仲間でじゃれ合う
ただひたすら心の赴くまま
僕は生まれた街のなかで
知らず知らずして縁を結び
決して解けないおまじないで
未来まで友と呼び合えるようになる
またキミに会えるだろう
畦道を駆け抜けていたら
転んで膝小僧 赤く滲む
泣きべそかいて我が家までは
これほど遠くに感じるのか
「馬鹿だね」呆れながら手当てする
母の怒り顔 愛しい温もり
キミは生まれた街のなかで
弛まぬ想いを受けて育つ
「健やかであれ そして強くあれ
何があろうと守ってあげるから」
言葉にはないけれど
新緑の香る草原の上
飛ばされそうになった帽子に
気を取られたら心地よいはずの
風がおぼろげになびく
僕は生まれた街のなかで
持ち切れないほど与えられた
いくつかはこぼれ落ちたけど
確かなものはここに残っている
眠れない夜があるのなら
母の子守唄を思い出し
注ぎ込まれたその愛情に
胸を張って明日に向かえばいい
心配はいらないから いらないから