くじらライダー歌词

確かに分かるのは
目に見えるもので
その箱の中身とか
見透かす超能力じみた
スキルなんか持ってないし

確かな私でいられるのは
いつもシーツの狭間だけ
噛んだ耳から熱が拡がって
解凍してくれる

向かい風に目を伏せて
閉じ込めた内緒の恋
長いまつ毛 重なる度
海辺へと近づくの

恋の手綱を手繰り寄せて強く
もっと深くへおいでよ
手は握ったまま

ぐしゃぐしゃになっただけ
分かり合えるなら
二人じゃれていたいな
くじらになっちゃうまで

模範的な恋とか
愛し合い方とか
誰も教えてくれないし
私とあなたとで手探りで
探検しちゃおうか

甘い髪のにおい
身体中あかく染め
息も出来ないほどよ

引き寄せる波
飛沫あげながら
夏が燃え上がる

誰も許してくれなくたって
もういいの 怖くないの
だからせめて許されたいよ
あなたの腕の中で

恋の手綱の音軋むそのたび
唇も指も貝殻に埋めて

真っ暗な海原
揺らめくシルエット
こんな苦しい幸せは
一生モノなんだなあ

塞ぐ唇 伝わる
言葉より確かな温もり
ふやけた指に絡まる潮騒も
もう愛しくて仕方ないのよ

恋の手綱が引き千切れちゃうくらいに
深くへゆくよ 大丈夫
手は握ってるから

ぐしゃぐしゃになるまで
分かち合いたいよ
びしょ濡れで もう二人
くじらになっちゃいそう