神様歌词
誓い続けた歳月を投げ捨てるあたしは
臆病ですか 滑稽ですか
伸びた影が頼りなく揺らいだ
手と手合わせた人たちを
遠巻きに眺めてた
「くだらない」って小さな声で
本当は震えていた
息を切らしたって立ち止まりたくない
震えた声が足を伝う
気付かないふりしなくちゃな
一段飛ばしで駆け上がりゆく
石段には斜めに光射す
登りきった先に見える場所に
小さなあたしの影を見た
ポケットに忍ばせていた穴
空きの願いを
息を吐いて取り出しそっと
両手で包み込んだ
黒くなり出した空を見上げたら
震えた声でもう一度
「くだらない」呟きながら
一度きり飛ばして吸い込まれゆく
キレイに弧を描いた願い事
見届けてゆっくりと手を合わす
お願い 神様 ココに来て
誓い続けた歳月を
投げ捨てたあたしは
臆病ですか 滑稽ですか
それともキレイですか
一段飛ばしで駆け下りてゆく
石段にはポツリと月の影
守りたいものを守るためなら
捨てられるあたしがある
この先暗闇を照らす答えが
踏み忘れた影にあるとしても
合わせた手の中に封じ込めた
願い事はヒトツだけ
お願い 神様 そこに居て