他愛もない私の恋慕譚歌词
誰にも知られたくない
秘め事 小さな恋
いつも通りのフラットな毎日が
ふと煌めいて視える様な
黄昏時は落ち着かず 貴も漫ろ
こんな感情を定義してみるならば
軽率に揺らぐのは
伝わる熱のせい
僅か光る微かな月に
すべて暴かれてしまいそうで
カップの底 沈んでいく
ミルクに思惑を押し隠す
些細な嘘 甘受するのは
愛しい不安定な観測者
二人きりでいられるのなら
夢でも現でも構わない
優しい香り 甘い声 存在を
ふと無意識に探しては
夜が降りれば今日もまた二人きり
そんな期待に浮かされて目を閉じる
曖昧な境界に
漂うジムノペディ
淡く滲む小さな星に
すべて見透かされてしまう程
胸の奥を刺す痛みが
私を搦め捕り離さない
触れた指と迂闊な視線
愛しい不道徳な共犯者
あなただけに視える世界
幻の向こうへ連れて行って
秘密のモラトリアム