西行寺幽々子の死生観歌词
何かを求めて誰もが日々を往く
生を費やし次第に近付く
消え往く者には新たな天命を
辿る輪廻は途切れないはずなのに
そうここでいくら想いめぐらせても
その答えは一つ
命捨てるそのために
生かされているなんて
とても認められない
「また誰の命弄ばれる?」
望むことはあり得ず
縛る宿命解いて
自由に生き続けたい
この空へ透ける蝶が飛んで消える
行く場所も知せず
光り躍る美しさだけを目に焼き付かせ
他に何も残さずに
もしこの身消えて無くなったなら
魂どこを彷徨う
心繋ぐ記憶も残せることはないのか
『皮肉にも死を弄ぶ力を得てしまった心優しい少女
全てを守るため、彼女はその身を犠牲にする
散り際に見せたひと時の明るさこそが
彼女の長い苦しみを表していた』
今自らも許せはせぬ
罪を見据え明日を往く
ただ去り難きは人の生
生きる意思が果てようと
訪れる明日は滅びを纏う
けれど心明るく
抱え抜いた苦しみ
その先 全ては終わる
花弁舞い散る様に