十六夜、咲く華歌词
昨日はあんなに大人びてた月
今日は少しだけ満ち欠けた心
猶予う距離感 遠退く空のよう
私は時間稼ぎしか出来ずに
影さえ残さず 君を呑む新月
何も見えなくても此処にいさせて
タネも仕掛けもない短い生が
君を置いていく その時間まで
いつまでも続くものなどないから
幾度 繋ぎ止めようと縋り付いて
微睡む現世 返事もないまま
次の朝に掻き消されてく
儚月 欠け落ちた下弦の夢
いくつ夜を待てば君に逢えるの?
永遠に紅い幼き月よ今
ねぇ 運命を変えて
どんなに夜を求めても日は昇る
壊れた時間は戻せやしないのに
君を引き留める術を知らぬまま
小さなやいば 投げ放つ空
抗えない事に答えなどいらない
何もできない今に酔いしれて
悪魔に心を売り従えど
月が満ち足りる世は遠い
儚月 君の光も見えずに
ズレていく想いの針 刻む月時針
ねぇ 名前を呼んで
永遠に紅い幼き月へと
願かけし今 有明の残月
ねぇ 名前を付けて
あぁ待てど逢えず
十六夜 咲く華