チルノンクエスト⑨~そして暗锅へ~歌词
まんまる!月も凍る夜だから!お·な·べ!
いろいろ!ブチ込みぐつぐつ煮込む!やみなべ!
なんでも!気の向くまま入れればいい!お·な·べ!
にるにる!煮る煮る元気煮る煮る!よせなべよ!
ぐろぐろ!なんか入れればできるぞ!お·な·べ!
ちょきちょき!ザリガニ入れて食べるぞ!かになべ!
こんぶの!ダシは意味ない気がする!お·な·べ!
にくにく!肉肉野菜肉肉!すき焼きだ!
材料求めたふもとの村では
「⑨だ…!⑨だ…!」と石を投げられ
八百屋に行ったら 塩を投げられて
肉屋 行けばシャッターが閉まり たたずむ…
「あたいはどうしても…!鍋食べたい!」
右手でひのきの棒を強く掴んだ
手に入れるためで 逃げ出すためじゃなく
街を飛び出してあてなく走ってた
左手のなべのふたは決意の盾
「鍋を食べるまで、あたい泣かない!」
並み居る妖怪 撃ち倒し走った
痛みすら凍らせて食材を探した
赤く煮え滾る氷を知ってるか
それこそがあたいの名 氷の妖精チルノ
材料求めて村を後にして 三年…
出会いと別れの日々に
いつしか鍋など忘れてしまった過去で…
そんな事より「幻想郷(セカイ)を救う」と
誓ったあの丘を思い出し 進んだ
血染めの困難が待つ先へ
駆ける決戦の間(イタダキ)へ
立ちはだかる敵に
足を崩されて折れる戦友<ひのきの棒>
この手に有るのはおなべのフタひとつ
「幻想郷(セカイ)救うまで あたい負けない!」
遂に決戦の時 邪悪に笑う魔女
右手には何も無い それでも立ち向かう
激しい攻撃 受けて消え行く意識
走馬灯の中には旅立ちの決意が…
「鍋を食べたかった」そう願った瞬間に
左手のなべのふた 輝きを放って
魔女を道連れに 真っ白に砕け散った
もう涙が止まらない 今日は鍋にしよう