Minstrel's Song歌词
Minstrel's Song
青年は憧れた だだっ広い世界に焦がれた
寂びた声で終始 夕日背に歌うのさ そよぐ様に
陰のある面影で 剥き出しの言の葉で
鼓膜を揺さぶる 温和な響き
繰り返す日々に飽いたこと この胸に穴が空いた音
息苦しくなり焚いた炎 眺めた夜
咳き込んで消えた旋律 虚しくも悔しくもない
いつかまたどこかで奏でるだろう
きっと絵空事そのものを求めて
果てない旅 終わりない路
風は凪ぎ 手招いた 途切れぬように
まだ見ぬ世界 数多の軌跡
きっと絵空事そのものを求めて
幾百の海を越え 幾千の空を越えて行けるかな
向かうべき場所などは始めからない
宛てのない行き先をひたすら流離う
砂漠にはオアシスがあり蜃気楼がある
大河には文明があり 暮らしがある
皮肉にも枯れた芽に朝露が寄り添う
肝心な時にはない 運命のいたずら
命は儚く美しく あるがままに生まれては去りゆく
東には無限の蒼天があるという
西には音の泉が湧くという
心はいつの間にか悟り啓いた ミンス卜レル
南には空色の海があるという
北には満天の星が住むという
その全てをこの目で見たいんだ
天の川の清流 オーロラと箒星
雲抜けた世界樹の頂上へ
雪原の向日葵 あらゆる絵空事
在りもしないことと知って