センチメンタル歌词
心あらずと過ぎ去る風景に
まだちらつく影に振り返れど
そこには何もないままで
揺れる頭と二月の大気には惑い
躓いて往来の中で振り返れど
そこでは誰も見ていない
嗚呼、遠くに
駅のホーム向かい
ベランダからの空
見えども手を伸ばしても
窓から覗く日々は
早さだけを緩めずに
すれ違う人並みも何もかも不意に
つぶやきを零す
嗚呼、遠くに
駅のホーム向かい
ベランダからの空
見えども手を伸ばしても
信号待ち 枯れ木の波
白む空に 消える街灯
伸びゆく影 曇る眼鏡
ポケットの手を 出して歩き出す
始発待ちのオレンジ
目線より低い空
見えども手を伸ばしても
誰かが見た そこに居た
いずこへ行く街角へ
静寂またそれを繰り返す