記憶の森歌词
作词 : 梶浦 由記
作曲 : 梶浦 由記
記憶の森
風(かぜ)の中(なか)で君(きみ)が泣(な)いてる
振(ふ)り向(む)けばもう聞(き)こえなくなる
現(うつつ)なのか幻想(まぼろし)なのか
歪(ゆが)んだ時(とき)を僕(ぼく)は彷徨(さまよ)う
何処(どこ)へ行(い)ったの? あの頃(ごろ)の景色
木漏(こも)れ日(び)の刺(さ)すせせらぎで遊(あそ)んでた
二人(ふたり)の声(こえ)は森(もり)に閉(と)じ込(こ)められて
夏(なつ)の向(む)こうに隠(かく)れてる
遠(とお)ざかる君(きみ)の呼(よ)び声
止(や)まない風(かぜ)の隙間(すきま)を吹(ふ)き抜(ぬ)けて
見(み)えない影(かげ) 君(きみ)を捜(さが)して
僕(ぼく)は闇(やみ)の中(なか)へ沈(しず)んでく
暗(くら)い森(もり)の奥(おく)で
君(きみ)が笑(わら)っている
赤(あか)い月(つき)が世界(せかい)の果(は)てを照(て)らしてた夜
生(う)まれた二人
思(おも)い出(で)さえ持(も)たずにいても
君(きみ)の瞳(ひとみ)は眩(まぶ)しく見(み)えたのに
僕等(ぼくら)は同(おな)じ時(とき)の中(なか)にいて
側(そば)にいてさえ巡(めぐ)り会(あ)えずにいた
瓦礫(がれき)の森(もり)に残(のこ)った花(はな)を散(ち)らして
黒(くろ)い涙(なみだ)の雨(あめ)が降(ふ)る
泣(な)き叫(さけ)ぶ僕(ぼく)の歌声
風(かぜ)の願(ねが)いを叶(かな)えるその為(ため)に
君(きみ)だけが僕(ぼく)の心(こころ)に
嘆(なげ)きと哀(かな)しみを取(と)り戻(もど)す
遠(とお)ざかる君(きみ)の呼(よ)び声
巡(めぐ)る記憶(きおく)の螺旋(らせん)に消(き)えて行(ゆ)く
見(み)えない影(かげ) 君(きみ)を捜(さが)して
僕(ぼく)は闇(やみ)の中(なか)へ沈(しず)んでく
暗(くら)い森(もり)の奥(おく)で
君(きみ)が笑(わら)っている