空と二人歌词
本物の決意の前で
私は唇を噛む
時計の針が動くように
私の全てを私は受け止めようと思った
例え嫌いになっても
例え彼女が違う人間に見えようとも
それでも私は彼女のそばに居たいんだと
そう思ったからだ
エゴが加速する
彼女は私のことを「羨ましい」と言った
何もなくとも
自分の力で歩き出せることが羨ましいと
「私は流されるままに
でもきっと悪くない方に
ただ周りに合わせたいという理由で
選択肢を選んできたから」
いつだってそれを負い目に
自分というモノを恐れて生きてきた
自分が好きなモノでさえ
本当に好きなのか分からず
音楽の旋律にすがるように生きてきたのだと
彼女は語る
「私が人に聴いて貰いたくって
曲を作るようになったのは君がいたから」
そんな告白めいた
見ようによってはキザな台詞に私は笑いながら泣きそうだった
いつだって私達は絡まってばかりかと思えば
噛み合いすぎて
動けずにいたのかも知れない
涙が落ちて
心が疾走する
どこまでもすり減らず
突き抜けそうな晴天の空
これ以上ない最大のありがとうを込めて抱きしめる
君がそうしてくれたから
そうするべきだと思った
「バカ
それって相思相愛ってことじゃん」
「そうかも」
「そうだよ」
下らなくて最高の気分だった。
引力のように
運命のように
ロマンチックでむず痒いこの感情
言葉にするならばそう
それは、
「恋」に他ならない