咆哮歌词
遠い遠い空に浮く月にも目印
通り過ぎた鳥達も楽しそうに
長い長い道程も短く感じた
通り過ぎた山並みも楽しそうに
これが正夢ならもう醒めないで
このまま深い場所をずっと見ていたい
ただそこに在るだけの
当たり前のそんな世界
何度も見たその景色は
決して変わることなど無い
黒く深い谷の底を
覗いただけの事なのに
いつの間にか深い谷が
私を見ないふりをした
近い近い空にある太陽目印
通り過ぎた鳥達も悲しそうに
早い早い道程も長く感じた
通り過ぎた山並みは色をなくす
これが正夢ならもうさめないで
そのまま深い場所をずっとみていた
知らないふりをしても
なにも見ないふりをしても
必ず底に在るものが
冷たい目を向けて笑う
誰もいない筈の景色
あざ笑う声が聞こえて
叫ぶようにかき消しても
滲むようにまた広がる