陰翳観測、密室ノ独歌词
黴と埃に目細め
開く頁と並んだ文字列
日が差す事は無い場所
孤独 麻痺した私の言葉も
浅知恵ならば出直しなさい
見つめられると 反吐が出る
悲劇・爱・表裏・闇
忘れるつもり?と
清濁雑ぜ併せて 飲み込む知識
日陰で溺れたのは 貴方か私か
読み解いたなら 答え合わせ
灯る明かりに目開き
捲る頁と歪んだ空間
助けて、なんてどうして?
其れが貴方の選んだ結末
覗いた世界(はなし) 解釈違い
私の台詞 破り捨て
現し身は思考を
遮断して知見に酔えば
七曜に散るまで
塗りつぶし咲く景色
「汚辱に塗れた
心の領域を護るのは≠アンリバース
現世への心理的抵抗感、
生理的嫌悪感。
眺めているのは
同じ価値、
比べているのは
優越感、
劣等の分際で直視する事を放棄した
代償。
巻き戻らない
逆行の果てに
哀れな物語を終わらせる事も出来ず。」
悲劇・爱・表裏・闇
憶えていますか?
崩れた膝 冷たさ
凍み込む痛み
日陰で溺れていく あの日の誰かが
閉じた本から 愉悦探す
否定・拒否・心裏は
読み解けず 失う居場所
現実は消せない
読者はいつも
自分ー...