四月の愚者歌词
僕はずっと夢を見てた
色褪せた写真の中みたいな
君が会うたび小言いうから
僕はそれをつい荒く跳ね返す日々
でもね 意識の中にノイズが走るとき
何か大事なことを忘れている気がするんだ
昔の記憶と今が繋がった時に
僕だけが気づいてしまった
伝えたくて でも言えなくて
僕の心は鮮やかな嘘に縛られて
ねえ「愛してる」その一言で壊れてしまうなら
僕がすべて呑み込むから
あの日知ってしまった真実に
今もまだ意識は囚われたまま
繰り返しの日々 今までと違うのは
気づかれちゃいけない君へのこの気持ちだけ
懐かしさの中に切なさの匂い
きっと繋がることはないけど
嗚呼 君が光ならば僕はそれを支える影
それぞれ歩む道 これからも違うだろう
それでもこの記憶だけあればいい
失われた絆 望んではいけない願い
頬をつたう感触とぼやける君の言葉に耳を疑った
「あなたとのこと 思い出したの」
君と僕の本当の記憶が愛おしくて
偽るのがずっと苦しくて
ねえ「愛してる」その一言で救われるから
君のその口から聞かせて
花のように嘘は舞い散った