人間が大好きなこわれた妖怪の唄 〜 on ぽすとろっく 〜歌词

暗い霧のそばで 聞える水の
視えない姿には 気付かず追いかけて

どこでおどりますか機械のワルツ
なにも知らないまま迷いこむのだあれ

囚われ 奪われ 蒼い
逃げ出すことなんてできない
壊して戻してもとのかたち わからなくなれ

偶然な 運命も
逆らうことなんてできない
両手を伸ばして伝える 妖怪に恋した


深い闇のなかに くぐもる水の
重ねた指先は 零れた夢を見る

なにを震えているの怯えているの
せめてありのままを晒してくれますか

揺らして 枯らして 翠(みどり)の
離れることなんでさせない
請(こ)われて毀(こわ)れてなにもかもが どこかへいった

鮮明に 鮮烈に 熱く燃えて
近づくことさえできない
両手を掴んで伝える 人間に恋した


やがて終わりがくるふたりのワルツ
どうかなまえさえも忘れてくれますか

失くして 戻して もとの場所に
感情は逆流できない
強く願うほど放れていく 妖怪は気づいた

偶然な運命も
別れは突然 最後に
恋われた日よ さよなら 大好きな

壊レタ妖怪ノ

白い壁の場所で 心だけが壊れて
霧のなかを探す夜にとり残された

終わり