熱病歌词
作词 : 中田裕二
作曲 : 中田裕二
錆び付いた空の肌
ライターの火を当てたり
自暴自棄な真似事をしてみたり
まるで蜃気楼の街を 借り物の姿で
躱しながら君の元へ向かった
何も知らぬ素振りで
肩にもたれた君の
胸に宿した確かな熱に触れた
夜のはじまり
指を絡ませ 囁く言葉
疑いを掠めたまなざし
はぐれた君は 僕の名前を
繰り返し呼ぶしか出来ずにいた
逆さまになった言葉
追いつめた窓際で
視線の奥をしばらく探ってみる
どうせまた見失うから 治さない
こぼれた秘密 濡れた首筋
哀しみが映り込む瞳
君が迷わせ 僕が踊らす
その肌を鮮やかに染めて
約束など交わせずに
朝焼けに目を伏せた