oar歌词
年中無休で回る世界の歯車は
絶えず誰かを犠牲にして
あなたが居なくても誰かが居る
泣いてすがっても見向きもしてくれません
気づいてないフリも出来ないから
冷めた顔してても本当は必死で
たった一人で作り上げた王国で
敵も分からないまま戦争続けている
同じ名前の不安を知ってて良かった
笑いながら誤摩化し合えるから
だけどそろそろ終わらせなくちゃ
気休めのテントの杭は
直ぐに抜けてしまうよ
あなたとの記憶のプールで
見つけたオールで漕いでいく
そしてあなたも僕の知らない
記憶の中を進んでいく
新しい景色の中で
心の鍵を無くしても
好きな花を見つけたなら
ちゃんと感動していたい
汚い言葉を吐いて捨てた
それをうっかり他人に聞かれて
焦って取り繕って余計に恥ずかしい
愚かな人間を作ってしまった
自分には無い素敵なものを
他人が持っていれば羨ましくなってしまう
欲張りな獣
無いものねだりと分かっているのなら
らしさを決めつけないで
あなたが選んだボートの上で
聴こえる風はどんな音
騒がしくなって耳を塞いだ
その手の温度も奪われて
闇のほとりで迷子になってよ
いつか同じ場所で迷った
時には恐怖も光になってくれる
同じ世界の何処かで
呼吸を続けて居てくれるなら
また出会えるんだ 見つけたんだから
声を知っているから
あなたとの記憶のプールで
見つけたオールで漕いでいく
そしてあなたも僕の知らない
記憶の中を進んでいく
びしょ濡れになった服を乾かしながら
今にも消えそうな虹を見つめながら
いつか終わりが来るその時まで
どうか今を殺さないで
ちゃんと感動していて下さい
おわり