桜花演武歌词

作词 : 中恵光城
作曲 : 橋本鏡也
編曲：橋本鏡也

あの日誓ったものは 気休めなんかじゃない
不器用なこの手でも最期まで
守り抜きたいと願う 守ってみせるよと
逆境に立ち向かい、吼えたてる

どんな惨めさにだって いくらでも耐えられる
キミがいてくれるからいつだって
わたしは 格好つけたわたしでいられるよ
つよがりもいつか 強さに変わる

この声が届くまで呼びかけ続けてるから

さくら さくら 刹那ひとひら
咲けよ されど 忘れぬように
さくら さくら 命宿して
冴えて 醒めて 視（み）えぬ血潮に染まれ
此処に生きる意味を刻め

胸のかがり火は今 強く揺れ動いてる
未来から吹き付ける風はまた
始まりを示してる 大事なものがある
それなら守り抜いてみせなさい

叫ぶ悲鳴（こえ）が聴こえた 聴かないようにした
過去の自分を置き去りにしたまま
痛い痛いと泣いて 蹲るのは誰？
いい加減思い出したら如何？

キミがキミでいることを諦めないでほしい

さくら さくら 緋（あか）より緋く
紅（べに）をさして 心（しん）の奥まで
さくら さくら 秘めた決意よ
誰も決して 傷つけさせはしない
恐れごと斬り拓け

———— 灯花（ともか）よ ひとつ咲いて
———— 灯花（ともか）よ ふたつ咲いて

痛み越えて 立ち上がれ

———— 灯花（ともか）よ 胸を焦がし
———— いつしか 焔となる

光が眩しいと云うなら 心を絶ってしまえと
廻る暗い聲は 誰より冷たくて優しくて……

【迷うな】

蝶よ花よ 穢（かげ）れと知りつつ
視ない、視えないと飼い慣らして
さくら さくら 誤魔化さないで
キミの心 殺めないで

さくら さくら 刹那ひとひら
咲けよ されど 忘れぬように
さくら さくら 命宿して
冴えて 醒めて 視えぬ血潮に染まれ
生きてる限り 刻み往け