mirage歌词
作词 : 日山尚
作曲 : 戀伊江梓
鏡の中で微笑う
もう一人の私に呼びかける
月影の小部屋から
抜け出せたら幸せになれるの
ふと手を伸ばして触れあう指先
求めた境界には mirage
水面のように広がる鍵穴
さあその今ドアこじ開けて
すれ違うだけの逆さのふたり
互いの場所へ辿り着いて
「私はあなたであなたは私」
入れ替わった世界で
幼い頃から憧れていた
お伽噺を手に入れても
どうして心は満たされないの
そっと同じ空に雲に呟くひとりで
鏡が割れた後も無数に
散る未来を求めては
灰色の欠片から
逃げるように歩いてきた私
涙でぼやけて迷いで震えて
想いを隠していた mirage
「これ」じゃない何か
あるべき形が
ねえでもまだそう見つからない
映すことでしか逢えないひとを
想い続ける意味はあるの
私が私を
この姿ごと見失う異世界で
半分に欠けた言葉を拾い
あなたの影を追いかけても
いつでも心は空っぽのまま
だから今もここで瞼閉ざして
希望の光には足りない色をした
夜が育てた花咲かせても
不完全なふたり
確かなものはなく
棘の傷あとももう消えるの
「何を探してた」
問いかけさえもノイズに
混ざり耳を塞ぐ
「私は私であなたはあなた」
何も変わりはしない
夢の中でしか逢えないのなら
忘れることは罪でしょうか
けれど
どうしてもなくしたくない
だから今もここで
月を待ってるひとりで
もう一度あなたと巡り逢う
壊れた明日を昨日をただ
探して見つめて