はじめましてのご挨拶 (松浦果南)歌词

初めまして
私は松浦果南
浦の星女学院高校三年
内浦の小さな島に暮らす
太陽と空が好きな
なんにも考えてない十七歳です
アピールポイントは…
家業のダイビングショップを手伝っているうちに鍛えられた
手力と…筋肉かな
あはは
見て、ほら、ちょっといい感じでしょ？
自分ではそうとも思わないんだけど
よくスタイルがいいって褒められるから
一応そういうことにしておくね
他に思いつく取り柄もないし
本当こんな風に海と山に囲まれた
呑気な田舎で暮らしてると
難しいことや複雑なこと
ややこしいこともいろいろは
他の誰かに任せて
とりあえず放っておけばいいや！っていう気分になっちゃう
海辺の爽やかな風に吹かれて
なんとなく幸せらしい
毎日学校に行く他には
特にすることもなくて
ただ泳いだり、走ったり
友達と遊んだり
日々そんなことばかりして大きくなってきた私たち
それをこの先も
このままずっと繰り返して
この町によくいる大人の一人になると思っていたのに
ある日突然
「スクールアイドルになろう」って誘ってきたときは…
だから、すごく驚いたけど
でも、まあいっかって
すぐにそう思ったのを覚えてる
なんでだろ
やりたいなら、やってみればいいんじゃない？って
素直にそう思って
後からみんなに笑われて
「果南ちゃんなんか一番アイドルなんてやらなさそうなのに」って言われたけど
でも、ね、こんな小さな町で
ずっと一緒に姉妹みたいにして育ってきた千歌が
何かやろう！っていうなら
とりあえず一緒にやるの
当たり前でしょ？
幸い、運動神経はいい方だから
ダンスくらいはできると思う
笑顔とチャームは自信ないけど
千歌に言われたからウィンクの練習くらいはする…
うふふ
不器用なアイドルが
一人くらいいたっていいよね～
頭空っぽの分
切り替えが速いのだけは自慢なの
こんな私たち、興味を持ってくれたら
ぜひ内浦に遊びに来て！
このきれいな海と空を
早くみんなに見せてあげたいな～
一緒にハグしよ？