恋暗楼歌词
恋焦がれ焼けただれ
膿み出した恋情
初恋の面影を 忘れられぬまま…
彷徨う
暖かく包みこむように
深い真心を映す瞳
超えられない 広い背中
最初の兄は、優しい人
何事にも縛れずに
遥か先を見つめる瞳
その手に筆を 心に風纏う
次兄は、風のような人
富、地位、器量、才に溢れて
何もかもを手に入れた俺は
ただ一つだけ…
「欲シイ」と願った恋だけは
望む事さえも 叶わずに
恋焦がれ焼けただれ
膿み出した 恋情
傷口に 溢れ出す 絶望
初恋の面影を 忘れられぬまま
醒めない夢に溺れては
流サレル
闇に咲く可憐の華を
徒(いたずら)に手折っては 慰(なぐさ)む日々
癒(い)えない傷を慰めあって
抉(えぐ)られてるのは 俺の方?
巡りあう 運命の人
妖艶に笑って、静かに諭(さと)す
幾度も愛の言葉を囁けど
全てを見透(みす)かされた
魂さえ震(ふる)えるほどに
あなたの全てを愛していたい
振り向いて 愛しい人よ
今すぐ君を過(あやま)ちを超えて
攫(さら)いたいよ
妖艶な微笑みに
絶望を隠して
君が待つその先に 俺はいる?
明けない 酔いの闇
眩しく 照らす人
思い続けていれば
叶うのですか?
夜明けの待ち人よ
終わる日が来るまで
幾年の明けない夜、重ねて
待ち続け 耐え続け
笑え続けば
臆病なこの思いも
届くのですか?
待ち続け 待ち続け
時は流れゆく
心には 雨ばかり降り続く
それでも 今日もまた
俺は待ち続ける
君の年季が明けるまで
幾年も