二学期歌词

急げ、渚。二学期早々遅刻しちまうぞ
待ってください
ハンカチ、ディッシュ、生徒手帳
全部あります
よし、行こう
はい
なんとか遅刻せずに済みそうだな
はい
じゃ、俺はこっちだから
お仕事、頑張ってください
渚
はい？
学校、ひとりで行けるな？
大丈夫です
わたし、朋也くんと一緒にいて、強くなりましたから
頑張れよ
はい
よし
おはようございます
（おい、模試の結果どうだった？）
やっぱり友達できないのか
あいつなりに、頑張ってはいるみたいなんですけどね
考えてみりゃ俺だって
あの頃は人のことに気を使ってる余裕なかっただしな
おまえみたいなやつは、そうそういねぇよ
居たら困るっす
だな。ある日突然彼女から、別に好きな人ができました
なんて言われたら、たまんねぇもんな
冗談じゃないっすよ
まぁその分、おまえが支えてやらないと、な
はい
で、芳野さんにどんな写真を撮られたんですか
半ケツ
はん、けつ。なんですか、それは
半分ケツ出しの略
おしり撮られたんですか！？
そうだよ、半分だったら丸出しの方がいい
って言っても、聞かないんだあの人
本当ですか？
マジだよ、半ケツだぜ半ケツ
おかしいです
しかも芳野さんたら、マジな顔して注文つけんだぜ
パンツが下がりすぎだとかさ
やめてください、ごはんが食べられません
おい、古河。いつまで掃除してんだ？
先生……
丘村たちならとっくに帰ったぞ
え？
あ、またあいつら
おまえになにも言わないで帰ったのか
あ、いえ。きっとわたしがぼーっとしていて
気づかなかっただけです
おまえも、もう終わりにして、帰っていいぞ
はい
渚、眠れないのか
朋也くんの布団へ、行ってもいいですか
ああ
手を握って眠っても、いいですか
いいよ
岡崎、ほら、コーヒー
あっちち
俺のおごりだ
ありがとうっす
いつの間にか
あったかいものが恋しい季節になっちゃいましたね
そうだな
古河、開けるぞ
はい
どうだ、具合は
もう大丈夫です、立ちくらみしただけですから
もう少し休んでから帰るか？
いえ、今日は二学期の終業式ですし
ホームルームには出たいです
ああ、もう終わったよ
え、終わった？
無理させちゃ悪いと思ってな、呼ばなかったんだ
そうですか、ご心配掛けてすみませんでした
休み中、体に気をつけてな
三学期には、元気な顔を見せてくれよ
はい
みんな、帰っちゃんだんですね……