砂の城歌词
始まりの鐘の音(ね) 誰も居ない箱庭で
手と手合わせて二人 そっと瞳を開じて
誓い乞い 祈りを問う
闇に抱(いだ)かれながら
朝の火が灯れば お互い違う地獄へと
殺戮に身を委ね 消える意識下の中
私、支える糸は 貴方だけ
嗚呼 戻りたい あの場所
密やかな秘め事を 胸に抱きしめた
渡る風が 砂を引き連れ
命の灯火を消し去る
今、血に濡れた この胸の罪を
拭い捨てたら 貴方の元へ行きたい
死神は静かに 爪を砥いで迫り来る
只、生きることそれを 互いに阻む運命(さだめ)
誓い問い 祈りを乞う
築いた砂の城
緋色の香りが 蜃気楼を作り上げ
愛しい髪の香りよ 雫伝う瞳よ
綺麗な 貴方の腕 添う刃
嗚呼 戻れない あの場所
自らが導いた 残酷な終焉(おわり)
渡る風が 砂を引き連れ
命の灯火 消し去る
嗚呼 泣かないで 抱きしめて
奪って欲しい 未来ごと
今、貴方を愛してる
絡む意図と 巡る輪廻
残される一つの獣
今、血に濡れた この胸の痛み
砂に落として 貴方と共に朽ちよう