花魁妖歌词
作词 : 夕野ヨシミ
作曲 : とろまる
编曲:とろまる
闇に紛れ蠢くもの
異形 朧ろ その姿
心奪う魅惑の花
誘うように揺らめいて
一度光当てたならば
淡く輝いて見える
瞳そらすことできない
吸い込まれるように夢中 いま
現れて また隠されて
「まだ駄目よ」と焦らされて
奥の座敷に通されて
袖の触れあい 騙しあい
色は匂えど散りぬ
我が世誰ぞ常にならむ
すべて消えゆくものなら
愛し妖かせ綾錦
有為の奥山越えず
浅き夢の中に浮かぶ
酔い続ければ やがては明けて
霧の向こうへ消える
人に紛れ微笑むもの
恋を騙る その言葉
厚く纏う不実の
歌うように囁いて
何度指を絡ませても
胸に蟠る想い
独り噛み殺し 飲み込む
ただ溺れるように夢中 嗚呼
酔わされて また打ち明けて
「忘れてよ」と釘刺して
帶の解けた形振りも
構わず踊れ 舞い踊れ
色は匂えど散りぬ
我が世誰ぞ常にならむ
すべて偽り それでも
愛し妖かせ綾錦
有為の奥山越えず
浅き夢の中に浮かぶ
酔いも醒めれば あるいは気づく
裏も表も無いと
響き渡る鐘の音は 無情
遠く果てまで
命数の尽きて 息絶える
人の定めを告げる
現れて また隠されて
「まだ駄目よ」と焦らされて
奥の座敷に通されて
袖の触れあい 腹の探りあい
焦がれあい
色は匂えど散りぬ
我が世誰ぞ常にならむ
すべて消えゆくものなら
愛し妖かせ綾錦
有為の奥山越えず
浅き夢の中に浮かぶ
酔いも続ければ やがては明けて
霧の向こうへ消える