Chant de Verite歌词
旅の果て 訪れた
青く光る 宿り木が
枕そでの 子守歌で
眠りに誘う
罪のない 駆け靴が
花を踏みつければ
争いなど 望まない棘が
拒絶を示した
手にした その奇跡が
見せた無垢な夢は
ただ そのまま 美しいまま
もしも許されるなら
悴む指を絡めた 祈りが
救うことができるのは
心だけだとしても
見上げる空に聞こえた 叫びは
流れる星の歌
穢れを知らぬ夢
願う言葉 紡ぐ花たちの声
幕を引く 雷は
大地を揺らす鳴き声
すべて 枯れて散った花を
見下ろすばかり
理を反抗にする
願い 囁く声
黒い土と 瓦礫の隙間に 救いを求めた
見つけた その光の
ありふれた願いは
嗚呼 このまま 傷つかぬまま
微笑みを誓えたら
震える指を絡めた 命が
この先にある定めも 打ち果たせるものなら
なぜか流れた涙の 記憶は
何時か見た悪夢と 誓う誰かの声
嘆きの風 背に受けた花の歌
風 虫や 鳥や 潮騒の鼓動も
ただ聴きながら
新しい 蕾 に雫が落ちる
小さな花が 咲いて
青い 宿り木は 愛しげな眼差しで
絡まり合った命の 螺旋が
ほどけぬほど結ばれた 一抹の希望なら
終わらぬ夜に怯えた 一人は
降り注ぐ光と 見上げる雲の果て
信じていた結末の空に羽ばたく 伸び行こう