Chant de Verite歌词
作词 : 仰木日向
作曲 : 伊藤 翼
編曲:伊藤 翼
旅の果て訪れた 青く光る宿木が
枕そでの子守唄で 眠りに誘う
罪のない駆け靴が 花を踏みつければ
争いなど望まない棘が 拒絶を示した
手にした その奇跡が
見せた無垢な夢は
ただ そのまま 美しいまま
もしも許されるなら
悴む指を絡めた 祈りが
救うことが出来るのは 心だけだとしても
見上げる空に聴こえた 叫びは
流れる星の歌 穢れを知らぬ夢
願う言葉 紡ぐ花たちの声
幕を引く雷は 大地を揺らす鳴き声
すべて枯れて散った花を 見下ろすばかり
理を反古にする 願い囁く声
黒い土と 瓦礫の隙間に救いを求めた
見つけた その光の
ありふれた願いが
ああ このまま 傷つかぬまま
微笑みを誓えたら
震える指を絡めた 命が
この先にある運命も 打ち果たせるものなら
なぜか流れた涙の 記憶は
いつか見た悪夢と 誓う誰かの声
嘆きの風 背に受けた花の歌
風 虫や鳥や 潮騒の鼓動
ただ聴きながら
新しい蕾に雫が落ちる
小さな花が咲く
青い宿木は 愛しげな眼差しで
絡まりあった命の 螺旋が
ほどけぬほど結ばれた 一抹の希望なら
終わらぬ夜に怯えた 瞳は
降り注ぐ光と 見上げる雲の果て
信じていた結末の空に 高く伸びゆく