めしあがれ歌词
作词 : NakamuraEmi
作曲 : NakamuraEmi
30過ぎて荷物を抱え
実家の匂いを肺に流し
理由を一つ理由を一つ
階段に置いてこの部屋に
部屋に残るあの頃の私
思い起こせば理由つけて
親を置いて出て行った
今目の前にある荷物持って
私が出てった後ハナは
足からお腹まで毛が
無くなったって聞いた
足音がよく響いて
気づいたんだろう
花嫁姿も孫もまだ
好きな音楽もただ好きなまま
お金もなく何もなく
ダサい私が戻ってきた
小さいこと気にする母に
似たことは恨めしく思い
でもおかげで誰も気づかぬ
幸せを知ってるんだろう
多くを語らぬ小柄な父は
何も考えてないと思ってたが
誰にも媚びず考えて
愚痴ひとつ言わず定年を迎え
親も歳だしガタも来て
病院にお世話になる
パジャマ歯ブラシ髭剃り
私のCD持ってくという
母と初めての二人暮らし
戸締りはこまめになって
前より話すようになって
涙は一度も見せずに
ハナはまた毛が落ちた
足音がよく響くから
低い声が聴こえないから
気づいたんだろう
なんだか全部大事になって
弟はよく来るようになって
庭の花綺麗に咲いた
私は少し優しくなった
母は可愛い声で
めしあがれっていう
父には少し語らせよう
働いてた時のことを
母には言わないでおこう
めしあがれの心地よさを
30過ぎ荷物より重い
私が母と台所に立つ
理由は一つ理由は一つ
私だけがわかってればいい